8月16日から夏の暑さに負けない女流レーサーの熱い戦いがボートレース尼崎で行われている。G3オールレディース競走は本日が最終日、12Rの優勝戦でファイナリストが激突する。昨日の準優勝戦では10Rで5コースから捲くり差しが決まり、万舟券の波乱でスタート。11R、12Rは順当にイン逃げが決まり、12Rで逃げ切った平山が優勝戦の1号艇を手に入れた。
夏は「甲子園の浜風」、冬は「六甲おろし」で向風の日が多いボートレース尼崎、水面はあまり波を打つことがない静水面。水質は淡水で硬めだが、技が利きクセがなく、スピーディーかつダイナミックなレースが展開される。1コースの勝率は59.3%と全国平均を大きく上回り、イン優位の競走水面といっていいだろう。
意地とプライドで予選を突破し、準優勝戦を勝ち抜いたファイナリスト。12Rの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 平山 智加（香川）
2号艇 香川 素子（滋賀）
3号艇 坂 咲友理（大阪）
4号艇 細川 裕子（愛知）
5号艇 原田 佑実（大阪）
6号艇 日高 逸子（福岡）
まずは日高の動きに注目、素直に6コースとは考えにくく前ヅケにくる可能性があるので、スタート展示でどんな動きを見せるか注目して頂きたい。もしかしたら3号艇の坂がカドを取るために譲る可能性もゼロではいが、基本的には誰も譲らない構えを見せると考えている。
今節はオール3連対、中堅モーター49号機を出足バッチリに仕上げた平山のイン戦が有力。準優勝戦は少し慎重なスタートになったが、1マークを先に回った後続を突き放すほどに、出足、立ち上がりの足が良い。優勝戦はスタートもしっかり決めて、堂々のイン速攻で優勝を掴み取る。
相手は2号艇の香川、平山と同様に香川もモーターの調整が上手くいき、バランスの取れた快速モーターに仕上がっている。1マークは最内から差して、2マークでも平山を捉えに行く。3番手は5号艇の原田、昨日の準優勝戦ではコンマ07のスタートを切るなど、スタートが見えている原田。ダッシュを利かせたスタートからの全速戦で、逃げる平山を猛追する。穴は6号艇の日高、どの位置からレースになるか分からないが、どこかれでも捌きは一級品、3コースまで潜りこめれば連絡みの可能性も十分考えられる。
